人類がこの地球に誕生して400万年、その歴史の99.9%は飢餓状態だったと言われています。
いつもお腹が空いていて、なんとか食べ物を見つけてはその日の命をつなぐという生活だったのです。
人類は「飢えをしのいで子孫を残す」という一つの目標に向かって、巧みに環境に適応してきたのです。
ですから、食べ物が少なくても得たエネルギーをできるだけ効率良く使うという仕組みが、全ての人に備わっています。
つまり余ったエネルギーはすべて脂肪に変えて体内に蓄えておき、飢餓状態になるとその脂肪エネルギーに変えて生命を維持するという仕組みです。
しかし、食べ物を探して歩きまわることのもなく、お腹をすかして飢えに苦しむこともなくなった現代では、この仕組みが裏目に出て肥満になったのです。
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