葉酸(ようさん)という栄養素をご存知でしょうか?葉酸はビタミンの一種でビタミンMとも呼ばれています。
野菜などの葉部に多く含まれていたため葉酸と呼ばれるようになりました。
葉酸はビタミンB群の仲間で、ビタミンB12のように造血ビタミンとして必要な栄養素なのです。また、タンパク質の代謝を助ける働きがあります。
葉酸が欠乏すると赤血球の生成が悪くなり、貧血や胃潰瘍、口内炎になることがあります。
さらには、神経過敏、健忘症などを引き起こし、「うつ」になることもあるみたいです。
また、妊婦さんの9割は葉酸が不足していると言われています。
妊娠初期に葉酸が不足すると、神経系の障害を持つ子供が生まれるリスクが高まるといわれています。
厚生労働省では、神経管閉鎖障害の低減のために、妊娠を計画している女性は1日0.4mg(400μg)の葉酸を摂取するよう呼びかけています。
尚、妊婦さん以外の成人男女の葉酸の必要摂取量は1日0.2mg(200μg)と言われています。
■葉酸を多く含む食品
モロヘイヤ、パセリ、ブロッコリー、ほうれん草、春菊、アスパラガス、枝豆、焼きのり、味付けのり、などが葉酸を多く含んでいます。
|