ビタミンDは骨や歯の成長を助け、骨粗鬆症を防ぎ、石灰化を調整します。
カルシウムやリンの吸収を促進する大事なビタミンなのです。
このビタミンDが不足すると、カルシウムやリンがいくらあっても丈夫な骨や歯を作ることはできません。ビタミンDの欠乏が続くと、骨の軟化がおこり、さらには骨軟化症になります。
小児では骨の成長障害が起こります。あと、姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がったり、くる病になったりします。
また、食品でビタミンDを摂取してもよいのですが、ビタミンDは太陽の紫外線に当たると人間の皮膚でも合成されるのです。
■ビタミンDが多く含む食品
ビタミンDを多く含む食品はきくらげ、ウナギ、カジキマグロ、干ししいたけ、卵、サケ、サンマ、イクラなどがあります。
ただし、ビタミンDを取りすぎると血管壁や腎臓、心筋、肺などに多量のカルシウムが沈着し、腎機能障害や食欲不振、嘔吐が起きます。
何事もやりすぎは禁物ですね。
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